WRITER 若井
過去から現在まで色々なインテリアを表現する言葉があります。
「ナチュラル」「南欧風」「シンプルモダン」「クラシック」「和モダン」「北欧風」「ジャパンディ」・・・・・
枚挙にいとまがありません。
きっと未来も新しいインテリアを表現する言葉が出てくるでしょう。
その中でインテリアを決定付ける最重要アイテムは床材になります。
その床材の樹種についてシリーズとしてお伝えします。
【ブラックチェリー】
第二弾はブラックチェリーです。
バラ科の広葉樹であるブラックチェリーは、名前の通り「チェリー」ゆえ実がつく樹種です。「さくらんぼ」よりも大きく黒い実がつくことでも知られています。
ブラックチェリーは赤褐色の色味と滑らかな質感が特徴です。切りたての心材は明るい色ですが、時を経て艶や美しさが増していきます。
木目も表情豊かで不規則の杢目があるため意匠性が高く、高級木材として認識され、古くからヨーロッパで高級家具の材料として使用されていました。
アメリカでもシェーカースタイルの家具にも利用されています。
家具材としては高級な地位を確立している樹種です。
しかし家具だけではなく、床材としてもこの表情豊かな杢目ゆえ、使用されているブラックチェリーです。
最近流行りであるアイアンを使用したインダストリアル系の家具にも合います。
またミッドセンチュリー家具のラウンジチェア、シェルサイドチェアとの相性も抜群です。
「インダストリアル」「ブルックリン」といった最近のインテリア空間だけではなく
「ミッドセンチュリー」「シェーカースタイル」といった「レトロだけれども新しい」を感じさせるインテリアにも合う樹種です。
「経年美化」という言葉がお似合いのブラックチェリーです。
今後のインテリア空間の仕様決めにぜひご検討ください。
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